経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

「真のCEOは小冊子」(ドン・キホーテの話)

ドン・キホーテ(PPIH)は34期連続の増収増益で、日本の小売業売上高4位になったとのことです。

渋谷道玄坂のビル(ドミセが入店)の話題とともに、「日経ビジネス」とか「ガイア屋の夜明け」などででも、大きく取り上げられています。

 

以前から、店任せで、驚きの「買い場」(売り場)を演出して、チェーン店の限界を打破していると言われています。「現場の承認欲求をかなえ、異彩を放てば繁盛する」(創業者の安田隆夫さんの弁)。

 

日経ビジネスによれば、真のCEOは、創業者が自ら記した「源流」という行動規範をまとめた小冊子だそうで、企業原理、経営理念(大胆な権限移譲、創造的破壊・・・)、ご法度(公私混同の禁止、役得の禁止・・・中傷の禁止)などが書いていあるそうです。

 

なかなか素晴らしい話です。しかも実績もすごいです。

 

しかし、ガイアの夜明けで見る限りは、安田さんのツルの一声で、渋谷のビルの工事を大幅にやり直したり、売り場を変えたりしていました。大胆な権限移譲?は建前か、と思いました。また、「PPIHでは、社員同士の私的な懇談であっても飲食する場合は会社に申し出る必要があるとのこと」らしく、私としては不合理に思え、あまり賛同できません(私が以前所属していたカリスマ社長の会社でも同じ状況がありましたし)。

 

つまり、いろいろ言っても、成功している第一の要因は、創業者がすごい人物だったとうことで、それを認めつつもうまく活かすこと(古臭くならないようにすること)が、大事なのではないか、と改めて思った次第です。

 

そういう意味では、2019年からCEOをしているマッキンゼー出身の吉田さんという方が、創業者の考えを理解しつつ、(実は是々非々で)合理的にうまく経営をしているのではないか、とも思います。ちなみに、創業者の言葉は「秘伝のタレ」だそうです。