「失敗の本」2冊と、「成功の本」1冊を続けて読みました。
「破綻―バイオ企業・林原の真実」林原靖著
「不本意な敗戦―エルピーダの戦い」坂本幸雄著
「不格好経営―チームDeNAの挑戦」南場智子著
失敗本は好きです。学ぶものが多いので。
ただし最初の2冊は、法的整理に追い込まれた会社の経営者の本ですが、
本当の意味での失敗本でなく、
自分の経営の正当性の主張と銀行などへの恨みつらみで
ほとんどのページが占められており、
ちょっと違うカテゴリーでした。
「破綻」の方は、銀行と弁護士とマスコミがどれだけひどいかが
書いてあります。実際に法的整理の現場を体験した人間からすると
さもありなんではありますが、それでも経営者としては、知っておくべき
ことが多いように思いました。
とくに弁護士については参考になるかもです。
「不本意」は、ほとんど「成功本」のようでした。
「不格好」は、成功本ですが、実は失敗本でもあり、一読をお勧めします。
とくに気に入った一節は「社長という立場は一瞬にしてものを作り出すことはできないが、
一瞬にして破壊することはできるので、気をつけなければならない。」でした。
どれだけ経営者が社内外でコミュニケーションを図ることが大事か、
どれだけスピード感が大事か、そして経営の仕事が厳しく楽しいか、
とても勉強になりました。
またまた書評に終始しましたが、本日のブログは以上です。