弊社と同業と呼べないくらい大きなあるコンサルティング会社では、
業容の拡大に社員採用が追い付かず、
在職の社員に、知り合いを紹介させていると聞きました。
それで採用になった場合には、紹介した社員に10万円が支給されるとか。
最近の中途入社の1/3が社員の紹介になっているとも聞きました。
確かに、全く知らない人を面接やSPIなんかで判断するより、
社員からの紹介の方が、失敗がないように思います。
もちろん社員とその応募者の間係性にもよりますけど。
紹介会社を通すと年収の35%とか取られますので、採用費が割安でもあります。
シニアのポジションだともっととられますし。
先日の新聞報道によりますと、コロナ禍でも、飲食や宿泊を除いては中小企業も人手不足が深刻化しているようです。
社員にお金を払って、それなりに間違いのない人手が確保できれば、それはそれでよいですよね。
お勧めの方策です。
また、弊社のクラインアントで、幹部級を採用するのに、積極的に社員からの情報を集めている会社があります。
仕入先・外注先・得意先・競合先の社員で、使えそうな人を社員情報により常にマークしておいて、
転勤や役職定年になった際などに、誘う訳です。
中小企業では、社長も乗り出して勧誘することもできて、有効かと思います。
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私自身、金融機関勤めのときに、取引先の社長にスカウトされ、「鳴り物入り」で入った会社を3年半でクビになった経験がありますが、まあ、あれだって、その3年半の働き(と残した知見?)は知らない人を中途採用したより良かったんではないかと、(負け惜しみではなく)勝手に思っています。