古代エジプトのファラオは、朗報を運んできた伝令なら
どんなに身分が低かろうが丁重に扱った。
しかし不幸にして、苦労して運んできた知らせが王にとって
ありがたくないものだと、伝令は首を切り落とされた。
(「人をひきつけ、人を動かす」レイルラウンデス著より)
中小企業の(中小でなくても)社長に、
あるいは部長に、
何か悪い知らせを報告して、
社長や部長の機嫌が悪くなり、
いやな思いをした人は多いのではないかと
思います。
そういう組織では、当然、悪いニュースはトップには
入らなくなるはずです。
悪いニュースは、例えば失注情報や、クレーム情報など
組織にとっては命傷になりかねない(あるいは宝になりかねない)
ものである場合も多いでしょう。
となると、悪いニュースを届けてくれた社員に対し
どういう態度を取ればよいかは分かりますよね。