経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

2016年を迎えて

あけましておめでとうございます。

2016年も皆さま宜しくお願いします。



本日付けの「日経ヴェリタス」によれば、2020年までの利益成長の源泉は?という問いに対して、

市場参加者(70人の機関投資家、ストラテジスト等)は、

①海外市場での成長(69.2%)

②イノベーション(64.6%)

③生産性の向上(56.9%)

④M&A(36.9%)

との回答を寄せています。



好業績の大企業がこの方向とすると、中小企業としては、

これら①~④に強い大企業に何らかの形で関わっていくか、

自ら①~④に関与していく必要があるように思います。



2016年の日本経済は、

引き続き需要不足(消費が盛り上がらない上に、設備投資もそこまででなく、公共事業予算も増えず、そして海外需要も弱い)の状態からの大幅な脱却ができるとは思えませんので、

全体としては、あまり期待できません。



外部環境に期待できないとすれば、やはり自力で業績を伸ばしていくしかない訳でして、

その際、上の4つのキーワードは重要かと思います。



中小企業にとっては、③の生産性の向上が自助努力としては考えやすいのですが、

生産性を「一人当たりの付加価値額」と定義すると、

A 受注単価を上げる

B 業種・業態を転換する、外注を活用する、ネットを活用するなどして同じ人数でも稼ぎを増やす

C 地道に仕事の仕方を改善していく(ITの活用含む)

D 生産性の低い仕事を止める(生産性の高い仕事に集中する)

などが思いつきます。

となると、生産性の向上のためにも、やはり上の②のイノベーションとか、④のM&Aが避けて通れないと考えられます。



なかなか楽には儲けさせてくれないわけですが、今年もがんばってチャレンジしていきたいところです。