テレビ東京のカンブリア宮殿で「タマノイ酢」が取り上げられていて、興味深く見ました。
その中でも気になったのが、
「頻繁なジョブローテーション」
「一人1台パソコンの否定」
「週休3日制」
でした。
それぞれの内容は詳述しませんが、なかなか素晴らしい内容です。会社の業績もヒット商品が生まれて良いようですし。
でも、業績がイマイチの会社にはお勧めできない内容ではないかと思いました。
たとえば、業績のしっかりしていない会社で「頻繁なジョブローテーション」を行えば、プロフェッショナルが育たずに、他社との競争に勝てない局面が多く出てきます。実際にそういった会社を何社か知っています。
業績がしっかりしていないから、こういった施策ができず、だから業績がさらに上がらなくなるという悪いサイクルかもしれませんけど。
では、弱い会社の経営者がまず取り組むべきことは、何か?
やはり基本戦略を定めることなんでしょう。
それぞれの会社がおかれている内部・外部環境によりますが、本当の会社の強みの把握と、その磨き方の決め込み(戦い方の確立)や、柱とする人材・組織の整備、というあたりと思いますが、まだまだ私自身、きちんと整理できているわけではありません。
そう考えていくと、
経営計画の策定や目標管理といった地味だけど必要な施策も弱い会社の取り組むべきこととしては劣後なのかも、と思った次第です。
「社員同士でのサンキューカード制度をつくる」
「事務用品の置き場をきちんとつくり無駄を排除する」
「社員の席替えを頻繁に行う(フリーアドレスにする)」
「社員が長期休暇をとってリフレッシュする」
等々、会社をよくする(と言われている)施策はたくさんありますが、
これらに取り組んでいても業績が悪い会社はありますからね。
テクニックではないということでしょうか。