早いもので私も55歳になってしまいましたので、学生時代の友達に「第二の人生組」が増えてきました。
大手電機メーカーを辞めてITベンチャー(?)を興した人。
大手システム会社を辞めて外国人向けの日本人学校の先生になった人。
海外を20年くらい回ってきて、ようやく国内に戻ってきたと同時に子会社に転籍した人。
銀行を辞めてある大学の事務所に再就職した人(まだ出向なのかな?)
もちろん、まだ役員を狙って頑張っている人や、学者なんでまだまだ先がある人などもいますんで、いろいろですけど。
それにしても、組織の活性化のためとはいえ55歳まで鍛えた人材を放出するのはもったいないと思います。友人だから見方が甘いかもしれませんが、上に掲げた人たちは、結構仕事もできる(できた)はずです。
中小企業では、考えられませんね。
もちろん人によりますけど、55歳どころか60歳、ひょとすると70歳でも、「できる人」をガンガン使っていかないと競争に勝てないと思います。そりゃあ、若手の抜擢や活用も企業の今後を考えると重要ですんで、年功序列ではない柔軟な組織にしないといけないですけど。
あくまでも「できる人」を使うという話で、頑迷な人や組織にぶら下がっているだけの人などは全く別の話です。
まだまだ元気でノウハウを持った大企業出身の中高年を採用し得て、ぐんとレベルを上げている中小企業も多いです。プロパーの社員とは軋轢もありますが、無風で活力のない会社よりも全然ましと考えてもよいのではないでしょうか。