今回は単に思い出話になりそうです。
すみません。
私は社会人5年目6年目(バブル真っ盛りのころ)に、
働いていた政府系の金融機関から
当時の通産省の中小企業庁調査課に出向しました。
この課は、中小企業白書という政府の出版物を書くのが
主な仕事でした。
第○章と第○章とかを担当して、
例えば「地価の高騰と開業率低下の関係」なんていう内容を文書にするのですが、
書いた文章を、課長補佐(ほぼ同じ年齢)が、バシバシ直してくれました。
「これじゃ意味が通じないなあ」とかいいながら。
嫌味なんですが、確かに形式操作能力というか、
いろんな整合性をつけるのが上手で、驚きました。
新しい内容を文章に加えるのではなくて、こういうことが
言いたいんでしょう、と主旨を理解しつつ、
あまり強い主張にしない配慮をしていました。
今から考えると、やはりあの人たちの文章力は
なかなかのもんだと思います。
ただ、正直なところ、いろいろと反発していたので
あまり勉強にならなかったです。
今か思えば損しました。
私とほぼ同じ年齢のこの課長補佐という人は、当然東大出のキャリアで、
1年しか同じ課にいないのですが、
なんでも知っている感じでした。
キャリアの人たちは90%以上東大卒なので、学部で多少差別化していましたね。
(ちなみに他の大学は学部は聞かれもしません。)
ちなみにその上の調査課長は、
高橋はるみさん(現北海道知事)でしたけど、
当時は(失礼、現在も)美人で有名でした。
やはり単なる昔話になってしまいました。
すみません。