最近読んだ【「超」入門・失敗の本質】という本が引用していた
【なぜリーダーは「失敗」を認められないか】という本にあったのですが、
インテルの名経営者アンディグローブが、
かつて日本企業の大攻勢の前に、DRAM事業が敗北しつつあったとき
どうするか悩み、相当に迷走したことが書いてありました。
DRAMをインテルの「主業」「技術的コア」だと考えていたからです。
1年後、インテルとグローブは、ある質問を思いつくことで、
ついに答えを見つけ出しました。
それが、
「僕らがお払い箱になって、取締役がまったく新しいCEOを連れてきたら、
そいつは何をするだろう?」
でした。
この質問を経営陣自らが発したことで、インテルは「DRAM撤退」という
正しい答えをやっと導き出すことができた、とのことです。
「自分ではなくて、(しがらみのない)他の人が経営したら、会社をどうするだろうか?」
とても価値ある問いですね。
ついでに言えば、「自分ならどう会社を経営するか」という問いを
コンサルタントには自らに発し続けないといけないのではないかと
考えています。