経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

帰りの新幹線です

久しぶりのブログを新幹線の車中で書いています。



今日は、雪の中、中部地方の会社の経営方針発表会に出席してきました。

社員全員参加で、男性はネクタイ着用が義務づけられると言う厳かな会です。



冒頭に私がお話しする時間を頂いたのですが、事前の連絡のイメージではもっとフランクな会で

創業者(現会長)が一番前で聞かれるなどとは夢にも思っていなかったので、この会社の今までの何がダメで、どういう方向にいくべきかについて、結構辛辣に語る原稿(スライド)を先日送ってしまっていて、それが全面的に映し出されたのでちょっと焦りました。



あくまでも私の見解といういうことで、創業者には失礼のないように配慮はしたものの、内容的には、それでも批判的なトーンが色濃く出てしまいました。(現社長=会長子息と私の意見はかなり一致していますが・・・)



加えて、この1年で改善した点について触れる中で、私は「指示命令系統の一本化」を挙げました。会長・社長の二重権力体制から、社長の指令体制に一本化して、社員がどっちを向いていいのかわからないという状態から脱した1年だったからです。他社との競争が厳しい中で、社内政治に振り回されていては勝ち抜くことができるはずがないのは自明の理ですから。



さて、発表会の後、創業会長に、改めて私の方から挨拶に行き、失礼があったかもしれないことを詫びましたが、会長は、「当社をよく分析してくれている。」とおっしゃってくれました。おそらく内心は面白くないこともあったと思いますが、なんとか現社長を盛り立てていこうという、会長の懐の深さを思い知り、少なからず感動しました。



最後に会長が「本日の社員の発表を聞いて、当社はまだまだ伸びると思い、安心した」という発言をされたのも印象に残りました。やっぱり創業者はたいしたものです。



会の後の「決起集会」という名前の宴会を、関東での大雪を理由に謝絶して、現在、新幹線で帰宅中です。速度制限はあるようですが、なんとか無事着けそうです。