経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

まずは成行でどういうことになるかを把握する。

現状の会社の業績をどうみるかについての話です。



期中での業績管理は、月次での前年比や計画比などが良く使われます。



それはそれで重要なのですが、経営者としては、このままのトレンドで行くと、今期の決算の数字(利益)は、どうなりそうなのか、が一番知りたいところですし、知らなければならない情報だと思います。



成行きでの着地見込というものですね。



にも拘らず、なぜか当月の単月や当月までの累計の数字しか見ていなかったり、先行管理をやっていても先3か月先までの数字しか部下に出させていない、ということがままあります。



このままで残りの期間走ると、どういう決算の数字になるのか(なってしまうのか)を予測し、悪い場合は、どのくらい大きな(抜本的な)対策をしないと埋められないのかを常に考えていく必要があると思います。これが真の意味での先行管理ではないかと。



もちろん良い数字が成行きで予想される場合は、税金対策もありますし、来期以降への布石を打つための投資等も検討していくこともすべきですよね(まあ、思ったよりも悪いことの方が多いですけど・・・)。



やっていて当然のように思われるのですが、これが意外にできていない。

最近何度かそう感じさせられたことがありましたので、今回取り上げてみました。