木曽路に来ています。
レストランの木曽路ではなく、「すべて山の中である」(島崎藤村)の木曽路です。
昨日、工場見学の後、連れて行っていただいた宿場町や今いる旅館でも外国人の方をみかけました。
乗ったタクシーの運転手さんも、「外国の方のおかげで、少し景気が持ち直してきている」と言われていました。静かでよいところですが、相当に「通」の人しか来ないだろうという場所です。
先々週に行った函館でも、夜歩いている人はほどんど外国人(とくに台湾の方)ではないか、という状況でした。
旧聞に属するかとは思いますが、4月の訪日外国人は過去最高の176万人で前年比43.3%とのことです。1月~4月の累計でも43.8%増ですから、このままの勢いですと、2014年の年間1360万人×143%=1945万人となって、2020年政府目標の2000万人に肉薄しそうです。
4月のデータを国別にみると、トップの中国は40万人(前年比2.1倍)は、予想通りですが、韓国もかなり増えています(57%増の30万人)し、台湾(30%増の33万人)も多いです。やはりアジアですね。ちなみに米国は、12%増の9万6千人でした。
仮に2000万人が来日して、平均1週間の滞在ですと、日本の人口が40万人近く(0.4%)増えたことになり、その40万人(ほぼ成人)の消費額は、平均的な日本人よりすごく多いですから、GDPを相当に押し上げますね。
インバウンドの経済効果はいろいろなところで指摘されていますが、これは本当に大きいです。
自分の会社でも、「訪日外国人の増加」によるプラス面を享受できないか、なんとか頭を働かせたいとこです。