「日経トップリーダー」という雑誌を購読することにしました。
今月号の特集「中小企業を襲う社員の不正」(とくに龍角散の話)が気になったのと、
山田日登志さんの「カイゼンで現場はこう変わる」という連載が読みたかったからですが
ほかにも星野リゾートの星野社長とカルビーの松本会長の対談や
テラモーターズの徳重社長の記事もなかなか面白かったです。
経営者や経営者を志す方々には一読をお勧めします。
さて、この5月号では、「経営トップの美しい引き際」というタイトルで
セブン&アイの鈴木会長退任についての記事があり、
その中で、「こんなことに気づいたら引退を意識」という囲み図があります。
~引退を考えるべき10の兆候~
①会社の成長を追い求める情熱が薄れた
②経営判断を迷うことが多いと感じる
③部下へのグリップが利かなくなった
④自分のやり方にこだわりすぎ、下とぶつかることが増えた
⑤時代の変化についていけなくなった
⑥土壇場で頑張り通す体力がなくなった
⑦事業が成長しており、後継者に任せやすい環境だ
⑧周囲に「茶坊主」が増えて現場が遠くなった
⑨社内で縦割りの度合いが強まった
➉現場が自分を怖がるようになった
ちょっと長くなりましたが引用しました。
私自身の場合、正直に言って、「全く当てはまらない」と言い切れるものはありませんね。
会社が小さいので、⑧~➉はあんまり関係ないですが、⑥とかたまに思いますね。
(というより、土壇場では結構頑張れるけど、それ以外が厳しい気がします。とても83歳までなんてできないです。)
もともと物凄いこだわりのあるタイプではないので、④などもあまりないほうですし、もともとグリップは利いてないので③もそれほど当てはまらないかもですが、そのせいで①も今ひとつなのかも・・・と弱気に思ったりします。
とりあえず会社は順調ですけど。
たまにチェックしてみたい10項目です。
皆さんはいかがでしょうか。
ちなみに鈴木会長退任では、驚くほどいろんな論説が世の中に出ましたが、
この日経トップリーダーの記事は、私が読んだ中では一番に近く良く書けているという感想です。