経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

婿養子同族企業の業績がいいのは理論的に当然(?!)

最近よくテレビでも見かけるイケメンの入山章栄さん(早稲田大学ビジネススクール准教授)の「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」(日経BP社)によれば(日本の上場同族企業の婿養子の効果について精緻に分析した2人(メロトラ氏、シム氏)の論文によれば)、

婿養子が経営している同族企業は、

(1)血のつながった創業家一族出身者が経営する企業よりもROAが

(2)創業家でも婿養子でもない外部者が経営する企業よりもROAと成長率が

高いそうです。

 

同族企業は「もの言う株主」がいたり、ブレのない長期的な経営がしやすかったり、という意味ではプラス面も大きいのですが、資質に劣る経営者を創業家から選んでしまうリスクがあるということです。

それが婿養子なら話は別とのこと。

なぜなら「通常、婿養子は長い時間をかけて外部・内部から選び抜かれた人がなる場合が多いから」らしいです。他方で、「その人は創業家に「婿」として入って創業家と一体になりますから、株主(=創業家)と同じ目線で、ブレのない経営ができる」とのことです。

 

なるほど、思い当たる節はありますね。アシックスの尾山さん(鬼塚家の婿)、松井証券の松井さん(大学の先輩です)、スズキ自動車の鈴木修さん。

弊社のクライアントでも何社も優秀な婿経営者を挙げることができます。

 

もちろん、入山さんもおっしゃっているとおり、婿でなくても経営者(プロ経営者?)と創業家が一枚岩になれば怖いものはないのでしょうけど。

 

金融機関の企業評価として、婿養子は+なんてことがあると面白いのですね。

 

私の経験では、婿養子の方は、創業一族に遠慮せざるを得ない立場に置かれていることが多いのですが、その立場と入社前の経験(あるいは入社後も非オーナーとして働いた経験=

常識力?)がミックスされてプラスになっているのではないかと思います。

あとは創業家の娘さんの婿さんを見極める眼力でしょうか・・・