経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

「なぜ社員は朝礼を嫌うのか」

日経トップリーダー2019年1月号の特集です。

 

特集の内容自体はやや予定調和的だったですが、

とても面白いテーマです。

一読をお勧めします。

週に1回以上、朝礼をしている会社は89%もあるそうです。

毎日の会社が65%。

サンプルは会社員100人だけなので有意かどうかは??ですが、

多いのは間違いがなさそうです。

100人のうち60人が「朝礼は嫌い」と答えています。

役に立っていると思っている人は「どちらかと言えばそう思う」を含めて55人。

 

この特集では、

目的意識をもって行うこと

コミュニケーションを大事にすること

遊びの要素を入れること、などが

社員に受け入れられる、また、意味のある朝礼にするポイントである、

というようなことが書いてあります。

 

私自身の話ですが、政府系の金融機関にいた12年間(役所や海外への出向期間も)

1度も朝礼はありませんでした。

それでもそこまで業務上は困りませんでした。

仕事はがんばっていやっていたと思います。

 

で、その後入ったアパレル会社で朝礼を初体験しました。

そこでは本社勤めの100人程度(だったですかね?)で朝礼をやっていまして

業務連絡や社員の3分間スピーチに続いて社長の訓話がありました。

社員のスピーチが要領を得ない(しかも本人は順番来る相当前から憂鬱)、

そして社長が良く怒るので、

モチベーションが上がるはずもなく、社員には相当に不評だったです。

 

コンサルタントになって、クライアントさんの朝礼にもいくつか出ていますが、

軍隊的なもの、ハッピー体操や褒め合いとか、社長の話が長いとか、様々ですね。

朝礼の形はどんなものでもよいのでしょうが、

 

意味があるのか、効果はあるのか、やる気を上げているか、

「今までやっているから」ではなく、考えたほうがよいと改めて思いました。

 

まあ、上司は朝礼をやりたがるが、部下は嫌がるのはのは、

やむを得ないという前提で考える必要がありますね。