いろいろな理由で歯科に通い詰めています。
以前このブログで書きました顧客化が上手な目黒の歯医者さんです。
私が完全に顧客になって早や10年近くでしょうか。
治療とは別に月に1回、歯科衛生士さんにチェックとクリーニングをしてもらっています。
定期的に診てもらえるので、30代や40代の方にも歯を悪くする前に是非おすすめします。
料金は1時間3,000円前後です。
保険診療・本人負担が30%なので、歯科医院としては1万円の売上ということです。
歯科衛生士さん1人だけの働きで、1時間1万円とは、結構良い値段ですよね。
もちろん歯科衛生士さんの労務費のほか家賃・機械代・院長先生やほかの先生への報酬・間接人員費等々が乗っているわけですが、
それにしても儲かりそうです。
(この歯科はいつも混んでいますので、稼働率も高いです)
先日、クライアントの人事制度の見直しの関係で、「資格」の難易度を調べたのですが、
「歯科衛生士」は、偏差値44(簡単という区分)でした。
(ちなみに英検1級は69(難関)、中小企業診断士は67(難関)、宅建は57(普通)です。)
失礼な言い方になりますが、技術代は高くないということです(まあ医療費は国が決めているのですけど)。
これに比べて中小製造業でアワーチャージ1万円を請求している会社は実はあまりないです。
技術は簡単でなく設備にお金がかかっているのに。
なんだか考えさせられますね。
弁護士への相談料は3.5万円/時間とか普通でしょうけど(司法試験は偏差値外・超難関)、
じゃあ、弊社に所属する公認会計士(偏差値77・超難関)や税理士(偏差値75・超難関)はどうなんだとか思いますし、
そもそもコンサルタントとしての弊社の請求はどうなんだとか、思ってしまいます。
などと話をしていたら、「おじさんの口の中を掃除する」という、だれもそんなにやりたくない仕事だから
高くて当たり前でしょう、という指摘を受けました。
なるほど、そうですね。
技術のこともありますが、そもそも「やりたくはない仕事」という価値が乗っているわけです。
よく「花屋はやりたい人が多いから時給が安い」と聞きますし。
需給の関係ですか。
やっぱり需要が供給を上回る仕事をやることが大事です。
(ただ歯科はやたらと存在してますけどね・・・)