事務所の近くの渋谷区代官山はオシャレで有名な街です。
私がアパレル企業にいたころ、直営店を出したくて、しばしば代官山の不動産屋を回りましたが、鼻で笑われました。
「空いているわけないでしょ。」「あなたのブランドだと向いてない。」とか言われて。
アドレスやラフェンテが建設されて絶頂期でした。
あれから20年以上が過ぎました。
今の代官山は空き店舗がかなり目立ちます。よくある地方のシャッター街ばりに。
いったん空いてしまうと、なかなか次が入りません。
天下の代官山なんですけどね。
とくにアパレル店舗はどんどん無くなっています。
続けている店も人が入ってないです。
ビンテージショップはまだまだ人気ですけど。
カフェは、結構流行っていますね。
蔦屋(Tサイト)も人は多いです。犬も多いです。
緊急事態宣言を無視した飲み屋がありますが、流行ってますね(かなり密です、前を通るたびに複雑な思いがします)。
こういう状況ですが、再開発がガンガン進み、建設中のビルがいくつもあります。
これらのビルが建つ頃にはコロナが収まっていることを望みます。
これだけテナント不足だと、さすがに賃料も地価は下がってもおかしくないと思いますが、
たぶん下がっておらず、価格機能は働いていないように思います。
よく、銀座と青山を比較すると、両方とも家賃はべらぼうだが、銀座が商売になるのに比べて、
青山はショールーム(アンテナショップ)という意味でしか出店できないと聞いていましたが、代官山も銀座ではないですよね。
ビルオーナーにはつらい期間が続いてしまいそうです。