一概には言えませんが、外線の電話がかかってきて、4回も5回も呼び出し音を鳴らす会社は、業績にも問題があるいう傾向があるように思います。
そういう会社は、顧客志向の強い会社とは言えませんし、社内のモラルが高い会社とも言えません。
誰かが電話に出るだろと放っておいている訳ですから。
弊社のクライアント企業は中堅中小企業ですから、私と社長が面談していたり、社内会議に出席していても、外線電話がかかってきていることがわかるシチュエーションがよくあるのですが、何回も電話が鳴っているのを聞くと、私が出て行って電話を取りたくなります。
社員の方々が、なんだか鈍感になってしまっているのかもしれません。
すぐ電話に出ろとガミガミいう人もいないということは、ほかのことも小言をいう人がいないんだろうなあとか想像してしまいます。
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話は変わりますが、私が以前働いていたコンサルティング会社では、夜8時を過ぎると、よく外出先の社長から会社に電話がかかってきました。電話に出ると、大した用はなく、だいたい「誰が今いるのか?」と聞いてきます。「○○さんと、○○さんと、○○さんです。」などと答えていました。
誰がちゃんと働いているか、毎日のようにチェックしている訳です(夜8時以降の話なんですけど・・・)。
たまたま誰も残っていなかったりすると、「うちの会社はそんなことで大丈夫なのか?」と真顔で心配していました。ともかく24時間365日働くことをテーマにしている社長でしたね(今もきっとそうでしょう)。
コンプライアンスの時代にどうかという意見も当然あるでしょうけど、気持ちとしては見習いたいところです。