シリコンバレーのfacebookの新社屋が話題になっています。
ワンフロア4万平米で2800人が収容可能とか。
1Fは駐車場、2Fがオフィス、3Fは庭園!だそうです。
IT企業でもコミュニュケーションを重視してワンフロア(大部屋)にこだわった作りは
私としてはとても共感できます。
社長室があるとか、
事務所が何部屋にも分かれているとか、
あるいは多層階構造になっているとか、
感心しないです。
ましては、やたらと営業所や工場等の拠点が分散しているのは、
業績と負の相関関係があるのは明らかではないかと、真剣に思っています。
人同士の付き合いは難しいです。
すぐにセクショナリズムが出てきます。
ビジョンや経営者のリーダーシップでそこはなんとかなる部分があるのも事実ですけど、
できればそのハードルは下げておきたいものです。
本にも書きましたが、
小さい会社でも多層階構造になっているビルに入っていると、
各階で全く文化が違っていて、ある階は怒涛の様に忙しく、
ある階は時計の針が止まっているかのように静がでのんびりしているようなことがあります。
研究開発をさせるため、わざとそうするという考え方もありますが、
現場感のない研究開発はダメになることが多いと故・一倉定先生も言っておられますね。
とくに中小企業では、1拠点、1フロア、1ルームが基本です。
現実的に「できる人(その代表は社長のはず!)」の少ない企業では、数少ない人々のその影響力を高めるためにもぜひそうしてほしいものです。
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そういえば、以前いたコンサル会社の事務所が改装になったとき、「君にも専用の部屋をつくるよ」と言ってもらって、ちょっとその気になっていたのに、全く忘れられて実現しなかった記憶があります・・・・・
そんなことで喜んで、そしてがっかりしていた自分が恥ずかしいです。