如水会というのは、一橋大学の卒業生からなる団体で、「君子の交わりは淡き水の如し」というとこからきているようです。最近届いた如水会々報には、今年の3月に大学を卒業した方々(新入会員)の進路・勤務先が載っています。
ざーっとみて思うのは、
①金融機関(メガ)が多い(多すぎる)
②大学院進学が多い(多すぎる)
③外資系が少ない
というあたりですね。
結局は金融機関に就職した自分が言うのもなんですが、小粒化していてチャレンジ感はないです。商社も減っているんではないですかね。空前の売り手市場だっと思いますが、給料の高い会社のオンパレードではない印象です(私の卒業のころは三井不動産と興銀が人気でした・・・)。
意外にバラエティには富んでいて、昔だったらあまり目が行かなかったメーカーに(バラバラに)就職している人も多いので、そこは評価してもよいのかもしれません。
ベストセラーになった「住友銀行秘史」とか「野村證券第2事業法人部」とかそれこそ「半沢直樹」とか読んでいると、読み物としては面白いですが、日本の大企業のダメさを痛感します。世の中に何か問うているのか?生産的な活動をちゃんとやっているのか?これじゃあグローバルの戦いで負けるよなー、と考えてしまいます。
そんな大企業に就職していく後輩の方々は、内向きにならず、将来的に何らかの形で世の中に貢献してもらいたいものです。