経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

番頭

中小企業で、社長が創業者でない場合には

どうしても社内の人事をばっちりとは掌握していないケースがあります。

先代のときからの「先輩」や、自分より年上の人たちに

睨みが効かないようなことは、今まで何度も見てきました。



そんなときに、若い社長=殿様に代わって、

小言をきちんと言える番頭=家老的な人がいると

会社がしまってよいです。

いやな役回りですが、こういう人がいるかどうかが重要です。



最悪なのは、番頭的なポジションにいるひとが

お人よしで、社員の言うことをいちいち、「そうだな」「そうだな」

「社長に言っておく」といって、甘い場合、

満たされない不平・不満が社員にも累積してろくなことはありません。



「そんなことは常識的に考えて無理だろ」

「今の会社の状態を考えろ」・・・と

ピシッと言ってくれる人が良いですね。



ただし、番頭的な人が社内にいないからいって、社長が嘆くのもどうかと思います。

社長はビジョナリーでなくてはなりませんが、同時に番頭的なこともできなくはないはずです。

社長が社員の人気取りになってはいけません。

(と自分にも言い聞かせています。)