売上が悪いときには、
経営者として何か手を打たなければなりません。
ただし、よくよく何が原因で売上が悪いのかを考える必要があります。
当たり前のように聞こえるでしょうが、
これがなかなか難しいです。
つい外的環境のせいにしてしまうのですが、
中小企業では、内部の問題のほうが大きいことが多いです。
とくに人や組織が問題のことが多かったりします。
ですので、何が悪いのか、
よくよく話を聞いて、見極めることが大切です。
この努力は惜しんではなりません。
私自身の話ですが、昔、責任者をやっていたブランドのある店舗の
売上があまりよくないので、
店長の意見を聞いて、店舗が古くなっていたので改装をしたのですが、
改装後しばらくしたら売上が以前より下がってしまいました。
実は、店長を含むスタッフの人間関係に問題があったのですが、
その掘り下げが不十分でした。
だいたい改装の話がもちあがるときは、
ほかの問題があるのに、改装効果でごまかそうということが多く
注意が必要だな、と当時反省したものです。
新製品の話や新規事業の話も
既存の製品や既存事業の問題点の分析があまいと、
この「改装」と似たようなことになってしまう場合があるので
気をつけたほうがよいでしょう。