経営コンサルティングをやっていますので
いろんな経営者と日々お会いしています。
かなり年上の創業者もいれば、
若い2代目、3代目もいますし、
創業一族以外から登用された経営者にもお会いします。
また、経営者だけでなく、社員の方々にインタビューする機会も多く、
経営陣や会社に対する不平や不満をお聞きすることもあります。
そんな中、やや逆説的になりますが、最近痛感するのは、
社員の気持ちを分かりすぎる経営者は、
うまく行かない可能性が高いのではないか」と
いうことです。
私も、サラリーマンをやっていた期間が長いですし、
過酷な上司に仕えたこともありますので、
部下の気持ちがわからない人が尊敬を集めないのはよくわかっています。
ですので、基本的に経営者は社員の気持ちに鈍感であってはならない、とは思っています。
しかし、社員に遠慮して、言いたいことが言えず
あるいは決断すべきとこが出来ず、
いろんな問題を先送りするのlは絶対に避けるべきです。
ともかく結果がすべてというのが経営の現実ですので。
そもそも社員に遠慮して、言いたいことを我慢しすぎるのは
経営者の取っているリスク(連帯保証をしているとかいうだけでなく精神的ストレス)と
リターン(報酬だけでなく充実感)が見合わなすぎます。
まあ、私自身も実は弊社の社員にかなり遠慮しています
(そうは見えないらしいですが)ので
またまた自戒の念を込めた話になってしまいました。
お後がよろしいようで・・・