自分を棚にあげて社員にはやたらと厳しいという社長の会社が
意外にもまずまずの業績だったりします。
社長が代々続くのオーナーだったりすると社員もそういうもんだと
あきらめていたりします・・・
他人に対する許容度の強弱と自分に対する許容度の強弱で
マトリックスを作ると
①他人に厳しく自分にも厳しい タイプ
②他人に甘く自分にも甘い タイプ
③他人に厳しく自分には甘い タイプ
④他人に甘く自分には厳しい タイプ
となりますが、
一般的に他人から好かれるのは④→②→①→③の順
となるでしょうか。
人によって④と②、①と③で前後があるかもしれませんけど。
さて、経営者としてはどうなのかですが、
外部から見ると
①のタイプ(他人にも自分にも厳しい)が一番安心ですね。
④のタイプ(自分に対してだけ厳しい)という人は、実際にはあまりいないので、
議論としては、②と③の経営者としての優劣になりますが、
私の実感としては、③>②と思います。
自分に甘い分だけ他人に甘くする経営者が最悪ではないかと。
自分はあまり働かず、会社の金をバンバン使っていながら
社員には勤労・節約を迫る社長は(人間的にはどうかと思いますが)、
それでも、自分に負い目があるので、社員の良くない行動に目をつぶる
社長よりも、経営者としては優れているのではと感じる今日この頃です。
もちろん、自分に甘い社長の会社が長期的に発展する
可能性は低いはずですけど。