「2050年の世界~英『エコノミスト』誌は予測する」
を斜め読みしました。
エコノミストといえば、私がニューヨーク大学スターンスクールの客員研究員
(これは誰かさんと同じく相当怪しいステイタスでした・・・)
だったとき、師としてついた教授に、英語をきちんと勉強したいなら
Economistを読みなさい、と言われたのを思い出します。
いずれにしてもそれなりに格調の高い雑誌です。
さて、この本では、
2050年には、世界の半分がアジア経済で占められる一方で、
日本は、急速にプレゼンスを失い、そのGDPは世界の1.9%
(2010年では5.8%)まで落ち込む。
1人当たりGDPもアメリカの58%(2010年では71%)まで下落する。
という予測です。(韓国はアメリカの105%となる予測。)
「日本は、20年間の「失われた時代」の揚げ句、没落した。」
という総括にたっての予測なので、当然そうなるでしょうね。
まあ、この予測のようになるかどうかは別として、ファーストリテイリングの
柳井正社長が、最新刊「現実を見よ」で書かれているように
「アジアに取り残され、稼ぐことを忘れて国を閉ざす日本人」の
ままでは、長期的没落は避けられないとの思いを強くした文化の日でした。