経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

自分でやるより人に頼んだ方が結果が出るという話

部下にお願いして何かをしてもらおうとすると

教えるのも面倒ですし、

出来上がりの品質については心配があります。

(結局自分でやったほうが早いとか。)

それ以上に、

頼まれた人に嫌がられるのではないかという気持ちも

大きいですね。



でも人に頼んで、やったかやらなかったかを

チェックし、もう一度やってもらうか

やりきれなかったところだけ自分でやるほうが

必ず結果が出ると思います。



自分でやる場合、どうしても自分自身には甘くなるため、

「このくらいでもういいのではないか」と、

品質(達成度合い)を自分で下げてしまうからです。



自営業が上手くいかなくなるのはここに大きな原因があります。



ある会社では、顧客の再来店を促す電話を

若い役員(社長の息子)がやっていました。

その役員の考えでは、「他の社員には頼みにくいし、

社員も忙しいだろうから」ということでした。

つまり一人でがんばっていたわけです。



ところが、電話しても当人が不在とか留守番電話とか

ということになると、もう一度かける元気がだんだん

薄れてきてそのままにしたりしていました。

一人でがんばっていたのですが、がんばりきれなくなってきていた訳です。

当然、結果もでません。来店数が減ってきていました。



これではまずいので、若い社員の入社を機に、

電話のかけ方をマニュアル化した上で

その社員に電話掛けをしてもらうことにしました。

社員は役員からの指示なので、

きちんとやりますし、

やりきれなかったところは報告してきますので、そこは

役員自身がやるとか、ほかの人にやってもらったりしました。

成果は徐々に出てきました。



ちゃんとやれば、結果は出ます。

自分でやるより頼んだほうが、「ちゃんとやる」可能性が高いのでしたら

そうしてみましょう。

ぜひ。