経営改善が進む会社は、
「まずはやってみる」という精神を経営者が持っています。
やってみてだめだったら、だめな理由をはっきりさせて、
本当にだめならば違う方策をとればよい、
不十分だったらもう一度がんばればよい、
という割り切りですね。
これかなかなか難しいようです。
私は、経営コンサルティングを生業にしていますので
仕事の依頼があった場合は、
経営内容をよく分析して、経営者といろいろ議論をした上で、
「こうしませんか」と提案します。
提案内容を真摯に受け止めてもらい
経営改善が進むことが多いのですが、
中には、遅々として進まない会社もあります。
その理由は、経営者が
①痛みを伴うので、先送りしたいという気持ちがある。
②なぜ、やる必要があるのか今ひとつ腹に落ちていない。
③具体的にどうやってやればよいのかわからない。
④なんとなく億劫になっている。(社内の反対もあるし・・・)
等のことが多いです。
ここを見極めてちゃんと対応するのが
私たちの仕事の大事なところと思っていますが、
意外に多いのが、④だったりします。
組織を動かさなくてはならないので経営者は大変ですが、
「まずはやってみる」という気持ちが自身にないと
競合他社との差は開いていくばかりです。
これでは従業員もかわいそうですね。
「まずはやってみる」精神、大事です。
この精神が萎えていないかどうか、もう一度点検してみませんか。