「でも感謝薄いんだよね・・・」
少し前に、ある社長の口からふっと出た言葉です。
苦しい業績の中で、自分の役員報酬は下げ
従業員には賞与をそれなりに出し、
わずかながら昇給などもしている会社です。
このときは、自分から冒頭の言葉を発したのではなくて、
私が「よくやられてますね。社員の方もありがたく思っているでしょう。」
と水を向けたところで出た言葉ですが、本音ではありますよね。
小説やドラマでは、
社員思いの社長に社員も笑顔で感謝を表したりする美しい場面がありますが、
現実にはなかなかお目にかかれません。
ただまあそういうもんだと思うしかないですよね。経営者は。
「ありがたく思え」などとといえば、社員はしらけるだけでしょうし。
社長の後姿を見て社員が育つというほど以心伝心には期待できない世情ですしね。
私は社外のコンサルタントですが、
幹部社員に、社長の思いを伝えていくことも大事な仕事のひとつではないか、
と思った瞬間でした。
そして幹部社員の方々も(社員の前などで)社長をたまには持ち上げてあげて下さいね。
社長のモチベーション向上も会社にとって大事なので。