今日は4月1日です。新入社員に対する入社式が各地で行われたと思います。
日本生産性本部が先日発表した、「平成27年度新入社員のタイプについて」によれば、今年は、
「消せるボールペン型」だそうです。声明を引用します。
見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)。
とのことです。ちょっと無理なたとえのような気がしますね。後段部分だけが少し意味があるようです。
さて、新入社員というと思い出すことがあります。
12年以上も前の話ですが、私が事業会社で部長をしていたとき、新人研修で、他の部長とともにいろいろと話をしました。私はビジネススクール卒業後それほど時間もたっていなかったので、いろいろと準備して面白くてためになる話(やや小難しい話?)をしたつもりだったのですが、「感想文」を見ると、私ではないある部長の話に皆が感銘を受けていました。
その部長は、新人に対し何を投げかけていたかと言いますと、
「プロになれ!」というわかりやすいメッセージでした。
営業なら営業の、生産なら生産の、企画なら企画のプロを目指せということです。
これが新人にはとてもくウケるわけです。
「専門家として存在感のある人間になる」
「この会社ではなくてもどこでも通用する職業人になる」
私としては当たり前すぎて・・・という感は、正直なところありましたけど。
やっぱり、わかりやすい言葉で、しかも「ちょっとかっこいい姿勢」を示すことが、新人には受け入れやすいと思いますので、そこは留意しないといけないと痛感しことを覚えています。