問題なのは、「利益至上主義」ではなくて、「人事至上主義」ではないのか。
東芝の不正解会計問題のニュースを見て思ったことです。
利益至上主義は正しいと思います。
ただし数字をいじっての虚偽の会計はいけません。
「結果は受け入れるしかない」のですから。
ルールを逸脱しては、競争になりませんから。
でも、これを「利益至上主義の誤り」という総括をしてしまうと、当分の間、東芝の業績は上がりませんね。
社内が、甘くなるだけです。きっと。
過ごしやすくなっても業績はあがりませんから。
それよりも、厳しい業績をきちんと見据えつつ、もっと利益を追求してほしいです。
その中で、
ボス支配がまかり通ること=上司には「NO」を全く言えないこと、
中期的な課題をキチンと見据えてこなかったこと、
結果をきちんと受け入れないこと(評価は操作できると考えていること)、
M&Aのようなかっこ良いことだけが注目され、地道な努力が評価されないこと、
等々の、へんな「人事至上主義」を修正することが大事ではないかという気がします。
ぜひ、短期も中長期も「利益至上主義」で経営していただきたいものです。