ここのところ密にお付き合いしているベンチャーの社長がお二人いらっしゃいます。
2社ともに、まずまずの頻度で訪問しているのですが、
お会いする度に状況がすごく変化しています。
その前にお会いした時点でにターゲットとしていた協力先や得意先、そして
資金調達先がガラりと変わっていることもしばしばです。
自社の努力だけでなんとかなる課題については、当然のようにクリア(するか断念)しています。
社外の努力の対象先は常々変化していますけど。
判断が早いのもありますし、判断を迫られることが多いです。
次から次に課題が出ます。
このスピード感と社長のパワフルさは本当にすごくて、
いつもある意味「圧倒され」てますし、とても勉強になります。
たぶん私が、通常の中小企業の経営のスピード感に慣れてしまっているからでしょうか。
随分前、ビジネススクール在籍時にかかわったシリコンバレーのベンチャーも
毎週電話会議をしましたが、
あっという間に次の課題に取り組んでいましたっけ・・・
方向転換(あきらめ?)も早かったです。
一般の中小企業では、ベンチャーほど成長へのプレッシャーが大きくなく、
潰れないように経営していくことのプライオリティが高いわけで、
機会損失よりは実損失こそ問題にすべきです。
ですので、ベンチャーとは一緒に論じられないのですが、
それでも、一つ一つきちんと解決して(あきらめて)次にいくスピードは
真似したいところです。
弊社のスタッフが、私とクライアント企業の経営者とのミーティングのメモを残しているのですが、
ずーっと同じ課題が繰り越されていることが結構あります。
ちょっと嫌味なので、もう私の方でも触れたくなくなったりしているのですが、
もう一度考え直す必要性がありますね。
「スピード」は中小企業の持ち味のはずですから。
貴社の課題は昨年とは変わっきていますでしょうか?