経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

プロフェショナルに必要な4つのA

先日、私の古巣の金融機関出身で、山一證券をへて日米でベンチャーキャピタリストを27年間されている大先輩のお話を聞く機会がありました。



西澤民夫さんとおっしゃるのですが、西澤さんにお会いしたのは、実は3度目で、

1度目は20年前に私が金融機関の新規事業育成支援室にいたときに山一證券の関連のベンチャーキャピタルにいらした西澤さんにインタビューしたとき、

2度目は私がSQを立ち上げたばかりのころ、中小企業基盤機構のプロジェクトマネージャーもされていた西澤さんに、なんか仕事はないでしょうか?とお願いにいったとき、

そして今回の勉強会で3度目です。



70歳を超えていらっしゃるのに、とてもお元気で「仕事が趣味」とおっしゃっていました。

いろんな身になるお話を伺ったのですが、その中で、特に印象に残ったのが、

「4つのA」というお話でした。



プロフェッショナルにとって(あるいはコンサルタントにとって)必要なAは、



① Able(できる、能力が高い)

② Accountable(説明できる、ちゃんと理由が言える)

③ Available(空いている、話をしようとしたときにコンタクトがとれる、アポがとれる)

④ Accessible(いつもにこにこしている、接近しやすい、話しやすい)



の4つとの指摘です。

(早口でお話になられたので、実は④の英語はちゃんと聞き取れていない可能性がありますが、意味は間違っていないはずです。)



この4つの中で、重要な順に並べると、④→③→②→①だそうです。

一番大事なのは能力ではない訳ですね。



これはとても含蓄があります。



④が一番大事だというのは、考えればわかります。相談して怒られそうな人やバカにされそうな人には誰も相談しなくなりますよね。たまにマゾ的に怒られるのが好きな人もいますけど。



私にとっての問題は③で、最近、忙しぶってクライアントの方々にavailableでないと思われているのではないか、と考えさせられました。相談したいとき、話がしたいときにコンタクトがとれることが大事ですね。



私自身、弁護士と一緒に仕事をすることも多いですが、いくら能力が高くても「雲の上の人」感の漂う大物先生とはやりたくないですから。



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先週から今週は毎日新幹線(北陸→東海道→東北→東海道→東北)に乗りまして、ヘトヘトになりましたが、そんな「忙しい自慢」をしていい気になっていてはいけないということですね・・・



勘違いしてはいけません。

大いに反省しました。