経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

マッサージのアワーチャージ8,000円に考える

あまりに遠距離出張が多いためか(あるいは歳だからか)、肩や背中が凝り過ぎてきついので最近マッサージに行くようになりました。



1時間8,000円のところです。

(本当は割引券を使っているので、それよりだいぶ安いのですが。)

施術をしてもらうと確かに快適になるので、とても助かっています。



マッサージを受けながら寝てしまうこともありますが、たいていは起きていて、仕事のことを考えていたりします。



それにしても時間売上8,000円は結構いい値段ですね。

稼働率50%で、2,000円の時給を払い、直接労働分配率50%だとそうなりますよね。

資本としてそれほど費やす必要がなく、間接労働分配率もさほどでもないとすると、

これはどう考えても儲かりますね。

マッサージを受けているときに、受付にかかってくる電話の多さを聞いていると稼働率は50%を大幅に超えているようにも思えますし。



ちなみに時給2,000円で22日稼働、一日8時間だとすると月給は35万円です。



まあ、勝手な推量ですけど。



さて、私のクライアントで工業製品の試作をしている会社があるのですが、

アワーチャージ(一時間当たり見積金額)は9,000円です。

マシニングセンタなどに設備費用がかなりかかっていまし、

相当に熟練工(職人)が担当していますので

積み上げでいくと、時間当たり費用は高いはずです。



ですけどマッサージとあんまり変わらないわけです。

しかも9,000円のチャージはなかなか通らなくて、よく値引き交渉になります。

設備を抱えて職人がやってですよ・・・



なんか間違ってますよね。

もっと価値を認めてもらう努力をしなければ、このデフレ再燃傾向では厳しい事態になりかねません。マーケティングの問題も大きいです。



話はややずれますが、全然売れていない小売店やサービス業では、おそらく時間当たり付加価値はかなり低いです。

たとえば、婦人服小売店を2人工でやっていて、月商150万円なんてお店はザラです。粗利率を30%として考えると、25日8時間稼働で時間稼ぎは1,125円。赤字に決まってますが。

こういったことが日本の第三次産業の生産性を下げているのでしょう。



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時間当たり一人当たりいくら稼げているか、よくよく計算してみたいものです。

①稼働時間当たりでは結構もらっていても、稼働率が低いのでおしなべると時間当たり安いのか。

②そもそも価値を認めてもらっていないため、稼働している時間で割っても単価が低いのか。

どっちでしょうか。両方だったりしますけど。



PS 先日、ある地方都市で講演依頼を受けました。4時間(!)で20万円でしたので、時間当たりは5万円です。これだけ考えると、悪くない稼ぎですが、往復の時間と現地でのアイドルタイムで6時間くらいかかりましたのでこれで一挙に時間当たり2万円です。

しかも4時間という長い時間の講演(しかも専門家の方々向け講演)だったので、準備に20時間以上はかけています。となると時間当たり稼ぎは6,667円・・・。

マッサージは偉大です。