歳をとるとどうも「同じ昔話」を「同じ相手」にしてしまうらしいです。
これは私に大いに当てはまることで自分で気が付いて反省するほどです。
ですので、なるべく同じ相手に同じ話はしないようにしてはいますが、気を許すとついやってしまいます。相手が許容してくれる人ばかりとは限らないので要注意ですね。
さて、これと同じ程度に最近気になるのが、「相手が知っているであろうことでも延々説明してしまう」人たちです。
しかも新聞ネタとか、TVネタとか、誰でも知っているような話で・・・
相手の力量を見極めつつ、「釈迦に説法」をさけることが、コンサルタントにはもちろん
それなりの社会人にも求められると思うのですが、そうでない人が結構います。
お客様相手に、遠慮なく演説してしまう(しかも相手の知っている話で)、そんな人が相手に評価されるわけがありません。
クライアントの会社の社長と一緒に、銀行回りをすることがよくあります。
そのとき、銀行の支店長によっては、社長が当然知っているようなことを、わざわざ偉そうに言うパターンがあって、あれは閉口しますね。
こちらが採用の面接をしているのに、私に何かを教えようとしてくれてしまう人がいます。しかも私が当然知っている内容で。「それ僕に言ってんの?」と聞きたくなるくらいです。私の知らない内容ならうれしいのですが。
何が言いたいかといいますと、言いたいことをいうより、相手の話に則した話をすることの方が大切ですし、相手の意図を理解して、さらにちょっと気の効いた質問をすることが大事だということです。
演説力より質問力ですね。
すみません。当たり前の話でした。