経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

「ぶれないこと」の価値はどこまで高いか?

ミッションとかビジョンとかあるいはクレドとかを定めている企業は多いです。

 

弊社でも定めております(掲示はしてはいませんけど仕事ぶりという意味では浸透しているはず・・・オフィスを移転したら張り出そうかなあ・・・、M君、うちのクレド知ってよね?)。

 

弊社のクライアント様の中には、これらの他にも「○○会社の十大使命」とか、「社是・社訓」とか、「モットー」とか何種類も覚えることがある企業もあります。

きちんと掲示してありますし、朝礼や会議の始まりなどに唱和している企業も多いです。

本当に社員の方々が同意して浸透している場合は、そうでない企業より会社は強くなると思います。

(反対にただ何も考えずに、形だけ唱和しているのでは意味がないのは言うまでもありません。)

 

会社のトップや幹部の言っていることが、「ぶれないこと」に価値がある(というか「ぶれること」が嫌い)と思ってくれている社員の方々はどの企業にも多いですね。

 

「迷ったときはこう考える」という軸は大事ですし。

 

それでも、お客様の都合に合わせて、あるいはライバルの動きに合わせて

変えていかなくてはいけないことも多いので、大事なことでも変えたりしすることもありますが、その際、十分に説明しないと、

「うちの社長はよくブレて困る」などと飲み会の席で批判されますよね。

「また言っていることが違う」とか。

 

ぶれることが嫌いなのか、それとも、変化することが怖い(ついていけない)のか、どっちなのかと思いますけど、仕方がないことなのでしょう。

 

企業はかなりの部分まで、変化できるのであれば変化した方がよいと、私は思っています。

たまたま「おいしい」「変化の少ない」業界にいれば別ですけど、変化しないと生き残れない立場にある企業の方が多いですよね。

 

優柔不断はだめということで頑固に職人ぽい仕事をしていくのもかっこいいですが、本当に一流でないと衰退するだけの可能性がありますので、自分はその分野で(あるいは今のやり方で)本当に一流を目指せるのかよく考えることも大事です。

 

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社員の方々には、社長の言うことが「ブレてる」と聞こえても、そこで切り捨てずに、よくよく社長の言いたいことの趣旨を聞いてもらいたいですね。

(私も社長なので、どちらかと言えば社長ひいきです。)