昨日でSQの11期が終わりました。
ここ1年もいろいろとありましたが、私自身の記憶に残る動きとしては
①10億円を超える投資の案件が3件(3社)あり、その資金調達を支援して成功させたこと
②成果を出すのはすぐには難しいベンチャー支援を続けてきていること
③M&Aの流れがますます加速してきている中で、重要な案件を成立させたこと
④アパレルを含む消費財関連企業での苦境が明白になってきていること
⑤SQ自身の求人活動を進めて成果が出たこと
などになります。
①の大型投資ですが、
1件目は自動車関連でロボットを大胆に導入する工場新設(年商の半額の投資)
2件目は住宅関連の同業の会社の買収(年商の半額の投資)
3件目は能力拡充のための物流施設新設(年商以上の投資)
と様々ですが、どれも乾坤一擲の大型投資でした。どの投資もやる理由が明快で、投資効果も十分に見込めたため、SQにて支援をして計画を作成し、金融機関の支援を取り付けました。
景気との関連ではあまりタイミングは良くない立ち上がりになってしまうかもしれませんが、きっとうまく行くと思っています。
②のベンチャーについては、一進一退の会社が多いです。なかなか甘くはないですが、努力が実り、光も射してきている会社も出てきています。引き続き応援していきたいと思っています。
③については、日本経済新聞にも載った重要な案件のアドバイザーとしてなかなか良い仕事をしました。何年も売り手企業の社長と練ってきた方針に則って最後まで落ち度がよう細心の注意を払って、ひょっとすると業界再編につながるディールをDBJさんも絡めて仕上げました。M&Aを巡っては、ネットでの情報公開・情報収集などのインフラが整ってきたことが大きな変化です。
④消費財関連企業の苦境については、この1年、ますます明白になってきたと思います。需要が供給を下回ることが常態化している中で、よくよく戦法を練っていかないと、簡単に大赤字になるという会社が本当に多くなってしまっています。苦境をなんとか凌ぎつつ、次の手を打って行かなくてはなりません。大変ですがクライアントの方々と二人三脚で試行錯誤し、成果も出てきています。
⑤については、4月から3人の優秀な人材の入社が決まり、結果としては上々でした。事務所のインフラや組織体制も含め、これから急ピッチでいろいろと整備していく必要性を感じています。
本日から3月となりSQは12期目に突入します。
どうかよろしくお願いします。