経済産業大臣認定 経営革新等支援機関

社長の無茶ぶりに

最近、私が役員をしている会社の飲み会で、昨年からその会社に加わった幹部の人(中途採用の人)が、私にしみじみと言ってくれたことが印象深かったです。

曰く、

「この会社ってすごいですね。社長の無茶ぶりをみんながちゃんと聞いて、その無茶ぶりになんとか応えようとしていますから。」

その会社の社長の言っていることがそこまで無茶ぶりとも思っていなかったので、やや意外でしたが、その後いろいろと考えていくと、ひょっとしたらそうなのかも・・・と思いなおしました。

①社長の「無茶ぶり」と言いますか、社員に対する社員の想定を超える要求が、もし実現した場合には、その会社のブレイクスルーとなることがありえるのかも。

➁(これは自分自身の社長としての反省でもありますが)社員への「常識的な」要求だけでは、社員のポテンシャルを引き出せないのかも。私など、「そんなことを要求しても無理だよね」などとすぐに思ってしまって、要求水準を下げてしまうタイプの人間なので、このスタイルでは限界があるんでしょうね・・・。

③社長が無茶ぶりしても、それに応えようとするのが当然なのではないかという雰囲気というか(オーナーの迫力というか?)、社長が仰るのも尤もと思わせる社長の普段からの仕事への打ち込み方が社員に伝わっていることとかが大事なのかも。あるいは「ダメ元で言っているんじゃない」という真剣さで社員に要求することが大事なのかもです。

などと思わされた一言でした。

たまには「無茶ぶり」は必要なんでしょうね。