ご存知のようにコロナウィルス蔓延の影響で、ここにきて企業を取り巻く環境が著しく厳しくなってきています。私自身も、昨年から景気の悪化は予想しており、再生案件の増加に対応するために弊社の人員の増強を図ってきましたが、事態はそんな予想を超えて進んでしまっています。
私が出席している多くの企業の役員会・経営会議でも、当面の課題は売上でも損益ではなく、「資金繰り」となってきているのを肌身で感じています。
先日は、私の古巣の政府系金融機関で(まだ外に出ずに残っている数少ない)同期の人間と話をしましたが、通常の7倍の申し込みを処理しなくてはならず、毎日夜遅くまで働いていると言っていました。セーフティネット保証(4号、5号、危機関連)の認定を取るべく、区や市または県の窓口には、アポイントの電話が殺到していると聞いています。
リーマンショックや東日本大震災を経験している経営者の皆さんですが、待っていても状況が良くなりそうにない、いつまで引っ張る問題になるかわからない、と不安がっています。
こうなってくるとともかく
①資金の新規借入=ひょっとすると不要になるかもしれませんが、借りれるものは借りておく(リスケ中でも今なら借りれそうです)
➁経費削減、仕入抑制
③雇用調整助成金(中小企業では9割カバーになりました)の利用による一時帰休
④借入返済の一時ストップ申し入れ(金融円滑化法の存在していたときと同様の対応を金融庁は金融機関に求めています)
という対応が必要になってきます。
今後の見通しという意味では、私自身は
https://www.worldometers.info/coronavirus/
というサイトを毎日チェックして参考にしています。
国別の状況がGMT(グリニッジ標準時間)区切りで出ています。
中国の数字は少なすぎて正直信用できるとは思えないので、第2段があるのではないかと、懸念していますけど。